ハーブや食用花味わう 築187年、里山農家拠点に naeme farmers stand(鴨川市)【古風を個性に 房総リノベカフェ】(4)

キンセンカなどの食用花をふんだんに用いたカレー「naeme玉ねぎのジビエキーマ」。左はユズとホーリーバジルを使ったボタニカルドリンク
キンセンカなどの食用花をふんだんに用いたカレー「naeme玉ねぎのジビエキーマ」。左はユズとホーリーバジルを使ったボタニカルドリンク
築187年の古民家を改装した店内。天井の梁は生かした=鴨川市
築187年の古民家を改装した店内。天井の梁は生かした=鴨川市

 里山に囲まれた築187年の古民家を改装し、昨年4月末にオープン。開店してまだ1年とは思えない懐かしさのある落ち着いた空間と、無農薬・無化学肥料のハーブやエディブルフラワー(食用花)をふんだんに使った料理で、千葉県内外から訪れた客を癒やす。

 運営するのは、この鴨川市でハーブと食用花の栽培や自生植物の採取などに取り組む農地所有適格法人「苗目」(井上隆太郎社長)。農業に携わるからこそ「耕作放棄地をなくしたい思いがあった」。相続放棄された市内の広大な農地を2021年に購入した。大工や家具職人の力を借り、敷 ・・・

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